ヨーロッパでは薬用ハーブ、日本では食用!!

ゴボウのおいしい季節がやってきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヨーロッパ、ヒマラヤ、ロシア、中国に野生種が分布し、

日本には薬草として中国から渡来しました。

平安時代には宮廷の献立にゴボウが使われた記録が残っています。

日本人はゴボウ独特の香りと歯触りを好み、日本独特の食用作物となりました。

そのため、薬としての利用の仕方が発展してこなかったと考えられます。

 

【薬草でなく、食用作物として加熱調理すると薬効や栄養価に変化はあるのでしょうか?】

加熱調理の場合、低分子成分は煮汁に溶けだしますが、

野菜の煮汁はすてないで利用することが勧められています。

煮汁を利用すれば、多くの成分は食品全体に行きわたると考えられます。

少しは失われるでしょうが、「美味しさ」が加わります。

 

また、ゴボウ可食部100gあたり食物繊維は5.7g(水溶性が2.3g不溶性が3.4g)。

野菜の中で群を抜いています。

食物繊維など細胞壁多糖のうち熱水可溶性のものは可溶化し、

不溶の繊維類も十分水を含んで柔らかくなります。

加熱調理しても健康に役立ちますね。

 

ゴボウの香りはアルクチン酸、酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸、

アセトアルデヒド等種々の成分の混合とされます。

ゴボウは、魚や肉の臭みを消す効果があり、

ゴボウが使われているかどうかで美味しさが違います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

表皮は一番風味があり、たわしでさっと洗って、皮をむかない。

根を食用にする道を開いたのは日本人。

最近ではサラダなど洋風料理にも人気が出て、広く調理されるようになりました。

ゴボウだけの炊き込みご飯もおすすめ。土鍋なら最高!

ゴボウは油と相性がよいので、ゴボウの素揚げをトッピング。

 

戦争中捕虜の食事にゴボウをつけたことが、
後に木の根を食べさせたと問題になったと伝えられています。

 

花を咲かせてしまうと地上部に養分がとられてしまい、根は成長しないので、
畑では花の咲く前に収穫するので花をみることはまれ。

 

ゴボウ(Burdock)

学名:Arctium lappa

漢方では、果実(牛蒡子または悪実):消炎、解毒、解熱、排膿などの作用

牛蒡根:新陳代謝促進、食欲増進、発汗、利尿、鎮咳

★駆風解毒散、消風散、柴胡清肝湯などに配合されている。