洗練された使い方 ―植物とヒトの生命同士の関わり合いとして―

ヒトがその誕生と同時に、
植物を“薬”として用いてきたことに疑いはありません。

これらの薬となる植物の発見は“偶然”だといわれています。

その経験が伝承され、そして今、経験が知識として体系化されています。

 

イスラム文化圏では特に
ハーブを薬と美容の両方に使えるものとして利用していました。

その後、蒸留法で植物の芳香成分を“精油”として取り出すことに成功します!

 

植物は、このような成分をどうして作り出したのでしょう。

植物の進化の過程で、突然変異が起き、
特異的な活性のある化学成分を作れるようになった個体が、
ストレス環境に打ち勝って他の個体よりも生き残るチャンスをつかみ、
長い時間をかけて、化学成分を持ち続けたと考えられます。

その中に芳香成分もありました。

 

では、なぜそれらの植物化学成分が
ヒトの薬として役にたつことになるのでしょうか?

それらの化学成分に「強さ」と「多様性」の2つがあったからと考えられています。

 

「強さ」がヒトにも何等かの生体反応を起こさせました。

すべての植物が同じものを作り出したのでは、
アッという間に他の生物も作りだすことができてしまいます。

他の植物がまねできないような「多様性」が独特の成分となりました。

植物の敵も捕食者や病原菌だけではありません。

環境に由来するもの、強さを増す紫外線、
二次的に発生する活性酸素など避ける必要のあるものが増加。

植物はそれらに対応する成分も作りだしたのです。

複雑な現代社会において、ヒトにも必要となり、ますます役立つことに。

 

植物の芳香成分は草食動物にとっては好ましくない香りだと想像できます。

ところが、多くのヒトにとって、心地よいものだったのです!!!!!

 

そして、植物の香りは、東洋では、「香木」という文化になり、
西洋では、“精油”という液体になり長く伝えられてきました。

 

今から100年ほど前、この“精油”を使う療法が
「アロマテラピー」と名付けられ体系化されました。

そして2004年、嗅覚受容体発見が発表され、
嗅覚の研究がめざましく発展しました。

嗅覚の受容器である嗅上皮は神経細胞(1次感覚細胞という)で、
香り刺激は、第一脳神経である嗅球とシナプスし、扁桃体へ向かいます。

 

ヒトの大脳辺縁系は発生学的に「嗅脳」に相当することが知られています。

ヒト以外の動物は嗅覚が優れ、
それが生命維持に重要な役割を持っていたことが要因です。

ヒトの辺縁系は扁桃体、海馬、帯状回などを含む総称で、
脳弓で、視床下部と連結しています。視床下部は自律神経の最高中枢です。

扁桃体と海馬の働きは重要です。

特に扁桃体から新皮質(前頭連合野内側部)へと向かう上行繊維の数は、
逆の下行繊維の数のおよそ3倍にもおよびます。

扁桃体で、快か不快かという情動の変化は
神経ネットワークの仕組みからみても理性の働きと強く結びつき、
時にヒトの知的な判断や行動の内容を支配します。

扁桃体への刺激、つまり嗅覚を刺激することにより、前頭連合野を育みます。

 

ヒトは感情表現の豊かな生物です。

本来感覚は視床を通って、大脳新皮質に入り、認知し、感情を生み出します。

しかし、それよりも早く、生物的な危険回避のために、
直接扁桃体に入り、すばやく反応するルートが今なおヒトに残されています。

大脳辺縁系で対応する嗅覚を含みます。

 

植物の恵みを芳香成分(嗅覚)を通して受け取る!

使用法はさまざま

心とカラダを植物の香りでチューニングするだけでなく、
香りで自分を表現することもできます。

植物の芳香成分を利用する「アロマテラピー」はもっとも洗練された方法。

香りを意識するだけで、風景さえ再現できます!

最近は、来店させる方の“香りを究めようとする精神性”を感じるのが楽しい!
(本日敬老の日!オバアチャン像は実に多様になりましたッ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数年前からレッスンで使用しているリンデン(Tilia europaea)の苞

 

 

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