香・華・灯 ―香りの記憶―

インドでは、昔、お客様を家に招くと、
きれいな香水でその汗を流し、体に香を塗ってさしあげたそうです。

暑い国だったからです。

さらに、香を塗ると気持ちが落ち着きます。

消毒や害虫から身を守るという意味ももっていたようです。

そして、季節のお花で飾りを作りお客様の身体に飾ってさしあげます。

そして、灯りをともして、ご馳走をします。

 

ここから、仏様をお祀りするとき、お香を焚き、
香を塗って花を供え、お灯明をつけることに発展します。

「香華灯塗(こうげとうず)」

 

大雄山・最乗寺(神奈川県南足柄市)で
参籠(神社や寺院に一定期間籠ること)体験をしました。

最乗寺は600年の歴史を持つ曹洞宗のお寺です。

夜と朝のご祈祷、本格的で貴重な「香華灯塗」体験です。

 

参道を登ると、苔むした石階段が目の前に立ちはだかります。

登りきり、山門をくぐると、お線香の香りが境内を包み込んでいました。

緑の香りも十分感じました。

時々、金木犀の香りも混じります。

 

香りの歴史は、燃やすと良いにおいのする木や樹脂を発見したことに始まります。

お線香は、香を線の状態に固め、高い存在へ
自身も線香のようにまっすぐになって香りを差し上げます。

美しい伝統です。

煙とともに香気の流れの行くでもなく、来るでもないさまも情緒があります。

 

昔から煙とともに人々の営みはありました。

メッセージを伝える煙を思い出しました。

煙と香りは、私達の暮らしが自然とともにあることを思い出させてくれます。

 

香りは時空を超えます。

香りが脳裏に焼きつき時を超えます。

 

嗅覚を学ぶと必ず耳にする「プルースト効果」

仏の小説家マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」の中で、
語り手である主人公がマドレーヌを紅茶に浸した時、
その香りが一瞬にして時空を超えて主人公を幼年時代に引き戻します。

家族と共に夏を過ごしたコンブレ―という田舎町の情景が新鮮に蘇がえります。

「ある特定の匂いにより、それに関係する記憶や感情が蘇る」現象のことを
「プルースト効果」と呼ぶようになりました。

 

私達の脳には“生物としての進化の記憶”と
“ヒトとしての成長の記憶”がぎっしりとつまっています。

個人の記憶は、人生の記憶なので、関わった人々が浮かんだなら、
ひとりで生きてきたのではないということにも気づきます。

香りを楽しむ方法はいろいろあります。

 

アロマテラピーでは【液体(精油)】の香りを利用します!

今後、香りを自由に繰ることができ、自分の感性を表現でき、
心の時代と言われる現代の生活者ひとりひとりが
香りを取り入れる「香りの文化」時代が来ることを願っています。

香りの楽しみ方で世界は無限に広がることが期待できます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祈祷時使用していた「おさがり線香」

 

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