発熱ーハーブティーでカラダを温める意味!ー
人間は体が熱を産み出す働き(産熱)と体から熱を逃がす働き(放熱)のバランスで体温を調節しています。
【発熱】は脳の視床下部にある体温調節中枢に【プロスタグランジン】が働いて、体温を高めにセットすることで起きます。
風邪の時などは、37℃前後を好むウイルスの働きを弱めるために、必要な体温が脳によって設定され、発熱が引き起こされます。
体温を高めることで、バクテリアやウイルスなどの病原体を弱らせています。
発熱は、不快ですが、体が自ら意図して行います。
そのため、設定した以上の体温にまで上昇することは通常ありません。(熱中症は体温調節機能が失われているために、42℃を超え、生命に危険がおよぶことも)
発熱は、免疫反応のひとつで、さらに免疫細胞の活動性を高めることが知られています。
こうした調整は、脳にある体温調節中枢の指令によって行われています。
体温調節中枢は、【プロスタグランジン】という物質のはたらきを受けて体温の“セットポイント”を設定し、それをもとに全身で反応を起こします。
設定された体温よりも実際の体温が低いと、「寒い」と感じます。
これが「悪寒」というもので、寒く感じて震えることで熱をつくり出します。このとき、筋肉や関節に負担がかかるため、「筋肉痛」や「関節痛」などの体の痛みが起こることがあります。
発熱の際はむやみに熱を下げようとせず、38.5℃くらいまでは様子をみることになります。とはいえ、高熱が続くと体力を消耗して、免疫力も下がってしまいます。
そこで、カギとなるのが“体温の上手なコントロール”です。
風邪のひきはじめなどで寒気がするときは、素早く熱を上げてしまいます!
体を温めるのです。
エルダーフラワーなどフラボノイドを多く含むハーブティーが役にたちます。
ジンジャーなども効果的です。クエン酸を含むハイビスカスもよいですね。
ところで、【プロスタグランジン】はカラダに危機が発生した時、迅速に作り出されます。プロスタグランジンは、生体内のどこにでもある物質である必要があり、細胞膜にある原料で作られます。
細胞膜の成分である脂肪酸が、いくつかの酵素によって【アラキドン酸】という物質に姿を変えます。
そして、コックスという酵素に捕らえられると、プロスタグランジンというものにモデルチェンジします。
プロスタグランジンの分子構造は5角形の2つの頂点から鎖状の炭素の鎖が1本づつ伸びた独特の形をしています。
ホルモンと違って、細胞が障害や刺激を受けたときにだけ放出されるホルモン様物質です。
発熱など、私たちの生体化学反応はすべて脳の働き
すべての行動を実行させているのも脳
最近、頭がボンヤリする時が多い、冴える時が少ない。。。。。
※新米が届きました。
この紙袋が好きだけど、密封袋に入れなおし、トウガラシ入れました~