緑の知覚
緑の知覚 室内に植物を配置することで、安らぎや華やかさを感じます。
華やかさとはココロの動きから感じる快適性です。
これらの効果は“グリーンアメニティ”と呼ばれています。
緑視率(視界を占める植物の量)は10~20%くらいがよいという結果がでています。
視界に入りやすい場所に置くことも大切です。
植物の香りは軽度な香りが、最もリラックス効果が高いことがわかっています。
しかし、香りの知覚にはそれなりの濃度が必要なので、精油も効果的です。
触れる対象としての緑の存在もあります。 芝生に座ると自然に手がのびます。
ラムズイヤーなどのビロード用の触感は快適です。
聴覚としての知覚対象は主に葉擦れ音の印象でしょうか。
そして、高齢になると、どの植物も同じくらい好きになることが知られています。
植物の種類による心理状態の違いが少なくなるのです。
若いほど好き嫌いの心理的効果に差が出やすいと言われています。
しかし、「花が咲く」植物の方が高齢者には「生きる希望」につながることは確かなようです
※写真は、マレイン(ビロウドモウズイカ)の葉