丸く、愛くるしく、清楚で可憐　-風邪っぽいな、疲れたな-

キンカンは、オリーブより一回り大きくて、皮ごと食べる一口サイズ。
皮を捨てて果肉を食べるミカンとは異なります。

ミカン科ミカン亜科の中にカンキツ属、キンカン属、カラタチ属の3つがあります。

食用に用いられているのはカンキツ属とキンカン属の一部になります。

カロテノイド、ビタミンC、ビタミンA、Eなども多く、冬場の風邪予防には最適。
キンカンには、珍しいことにカルシウムが豊富に含まれることが解っています。
風邪っぽいな、疲れたなと感じたらキンカンを皮ごとまるかじり。

一部のメーカーでは"キンカン皮精油"を扱っています。
主成分は他の柑橘類と同じリモネンですが、ミルセン、ゲルマクレンD、リナロオール、酢酸テルピニルなどのエステル類、
シトロネラールや 2-メチルウンデカナールなどのさまざまなアルデヒド。
全部合わせると、150種類ほどの成分が含まれるようです。複雑な香りを放ちます。


生命力があって、花を咲かせて、実が食べられる！

このキンカンもマンションの端っこにあって孤独に生きてる！
植物にもそれぞれの生き方があって、食べたらほんのり甘くておいしいなんて？！

果物のなる樹木にあこがれますねぇ。